春が旬の魚は、アイナメ、アオリイカ、浅蜊(あさり)、鯵(あじ)、甘エビ、イサキ、鰹(かつお)、キビナゴ、車海老(くるまえび)、サヨリ、鰆(さわら)、金目鯛(きんめだい)、蛸(たこ)、つぶ貝、トビウオ、鰊(にしん)、蛤(はまぐり)、メバル、ワカサギなどです。これから産卵を迎える春の魚は栄養分が豊富で、冬の時期に不足しがちなビタミン類やミネラルを食事を通じて効率よく補うことができます。
秋は、甘鯛(あまだい)、伊勢海老(いせえび)、鰈(かれい)、鮭(さけ)、鯖(さば)、秋刀魚(さんま)、シシャモ、舌平目(したびらめ)、シマアジ、ソウダガツオ、ハゼ、ハマチ、帆立貝(ほたてがい)、ホッケ、ボラ、真鯛(まだい)などの魚が旬を迎えます。秋が旬の魚も産卵前でたっぷり栄養分を蓄えているものが多く、脂が充分にのって旨味が増し、食欲の秋にふさわしい美味しさです。
夏が旬の代表的な魚は、アコウ鯛、鯵(あじ)、穴子(あなご)、鮎(あゆ)、鮑(あわび)、鰯(いわし)、鰻(うなぎ)、カジキマグロ、カマス、カワハギ、カンパチ、鯒(こち)、栄螺(さざえ)、蜆(しじみ)、鱸(すずき)、太刀魚(たちうお)、鱧(はも)、ヒラマサなどです。夏が旬の魚は脂質・ビタミン類を豊富に含んだ魚や高タンパク低カロリーの白身魚が多く、夏バテ防止にも効果があります。
冬の魚は、赤貝(あかがい)、イトヨリ、鮟鱇(あんこう)、オキウルメ、オコゼ、オナガクロ、牡蠣(かき)、カサゴ、クエ、ズワイガニ、鱈(たら)、鰒(ふぐ)、鰤(ぶり)、ホウボウ、ムツ、ヨコワなどが代表的なものに挙げられます。寒さが厳しくなるにつれて、冬の魚は身が締まって味が濃厚に。脂に含まれるDHAなどの不飽和脂肪酸には免疫力を高める効果があるため、風邪予防にも効果的です。